捨てるものを増やさない
捨てることに抵抗感がある人も多いかと思います。でしたら捨てるものを増やさないことからはじめるとよいでしょう。ここではそのポイントを紹介します。
ノベルティはもらわない
企業などが無料で配布しているグッズをノベルティグッズと言います。無料でもらえるのだから何でももらっておけ、という考えを持つ人もいるかと思いますが、快適な居住空間を目指すのであれば、こうしたグッズをもらわないようにするとよいでしょう。
物が増えれば、それを捨てる必要が出てきます。ですが、捨てることが苦手な人であれば、捨てられずに溜まる一方です。その状態が続くと、物にあふれた部屋になります。
でしたら、大本のもらう部分を変えるということがポイントになります。
企業からもらえるノベルティグッズとして、ボールペン、ポケットティッシュ、化粧品などがあります。
ボールペンは数個あれば事足りる文具のため、それ以上、手元に持っておく必要はありません。ですので、追加でもらう必要性がありません。もし、もらった場合も、その場ですぐ捨てるか、もしくは書きやすいものであれば、今使っているものの中から一番書きにくいものを捨てて交換するとよいでしょう。
ポケットティッシュは、常に使い続けるのであればもらってもよいでしょう。しかし、大量に手元に残しておくような状態はスペースをとるだけで好ましくありません。
もらったら使う、ボックスティッシュを使わずにポケットティッシュを優先して使うなどの対応をしましょう。
化粧品は、サンプルとして配布されるものがほとんどです。ですが、実際に試してみるのでなければ、すぐに処分してしまいましょう。1週間以内に使わないのであれば、など、条件を決めておくとよいでしょう。決して、今使っている化粧品が使い終わってからサンプルを使おうなどと思わないことです。まず、サンプルを使うことが重要です。それができないのであれば、最初からもらわないのがよいでしょう。
箸やスプーンはもらわない
コンビニエンスストアやスーパーなどで弁当やカッププリンなどを購入すると、箸やスプーンが必要かどうか尋ねられます。
これらのものももらわないようにしましょう。
環境に良い、というメリットもありますが、もらったあと、使わないような状況が続くと、結局は手元に残してしまい、引き出しなどのスペースをふさぐことになります。
でしたら、最初からもらわず、自前の箸やスプーンで食べるようにしましょう。
箸やスプーンを洗うのが面倒くさい、という人もいるかと思いますが、スポンジでこすって、洗い終わった食器の水を落とす場所に置くだけでよいので、面倒がらずに洗いましょう。
もし、洗うのが面倒なので、多くの箸やスプーンを揃えるとなると、本来の目的と反することになりますので、この点は注意が必要です。
仮に、余った箸やスプーンが出たら、すぐ捨てるか、もしくは次回購入するときに受け取りを拒否するようにしましょう。
ですが、これは面倒でもあるので、最初からいらないか、余ったものはすぐ捨てるかのどちらかを決めておきましょう。
箱や紙袋も捨てる
保存しておくものに、箱や紙袋が挙げられます。
いつか使うかもしれない、という思いで持ち続けるのかもしれませんが、たいてい使うことなく残り続けます。
ですので、一定の基準で捨てていく必要があります。
まず箱ですが、1年以内に新たに使ったことがないのであれば、すべて捨ててしまいましょう。もし、収納用途で必要になったら、その都度100円ショップなどで購入すればよいのです。
もしくは、今まで使ってある箱と見比べて、より良い物を残し、古いのは捨てていくというのも良いでしょう。
少なくとも、残すという選択肢はとらないようにします。
次に紙袋ですが、何かしらを持ち運ぶときに必要になるかもしれませんので、一定数は持っておく必要があるかもしれません。ですが、やはり一定数だけでよいものであって、大量に持ち続ける必要はありません。
日ごろの利用状況などを考慮して、大きさの違うものを数枚ずつ保有し、それ以外は処分してしまいましょう。
ブランド商品の袋などを保有しておき、使いたいという人もいるかと思います。ですが、使える数は限られるのですから、必要数を把握してそれ以外は処分するようにします。
残すものは大きさのほか、より良いものを選ぶというのも良いかもしれません。このときも、最大数を変えることなく、一番良くないと思うものを捨てるようにします。
袋でしたらスーパーや100円ショップなどでも買えるものですので、すべて処分して必要に応じたらお金を払って購入しましょう。これも「場所も金なり」の考えを持てば、決して勿体無いという発想にはならないかと思います。
もしかしたら、何かしらの用途で使うかもしれません。ですが、何かしらのために持ち続けることは場所の無駄でしかありません。スペースをとるためにも捨てる選択をしましょう。